USCPA試験 合格体験記｜山本 健人さん

山本 健人さん
ご出身大学：一橋大学
社会学部 2015年ご卒業
勤務先：外資系IT

DATA BANK

USCPA試験にチャレンジしようと思われた理由やきっかけは？

USCPAという資格名のカッコよさに惹かれたからです。
また、日商簿記２級までの会計知識と、仕事の都合で身に付いていた英語の知識とのコンビネーションで、USCPAが自分の能力開発において適切だと考えたということももう一つの理由です。

学習開始時の英語力・会計知識は？

会計知識：日商簿記2級
英語知識：TOEIC® L&R TEST 885点

TACをお選びいただいた理由は？

インターネット検索でTACを見つけた＋タイミングよくUSCPA講座説明会が渋谷校で開かれており、参加することができたからです。

TACの講座でよかったところ（講師、教材、カリキュラムなど）

受講を考えるにあたり、渋谷校で説明会に参加しましたが、実際の講師の方に懇切丁寧に説明いただけたことです。
ならびに、USCPA受験にあたり必要な複雑な手続きについても、わかりやすくサイト上に説明が記載されていたので、スムーズに学習を進められたことです。
USCPAは、米国での審査手続きなどを随時挟むことから、学習のモチベーションに影響するレベルで手続きが煩雑なので、わかりやすい手順を用意いただけることは、今振り返ると学習を継続する上でとても重要な要素の一つだったと思います。

通学・通信どちらで学習されましたか？合格までの学習期間は？

Web通信
USCPA講座受講開始から全科目合格まで1.5年ほどかかりました。
・総合学習時間　：　９００時間程度
・各科目の学習割合（※総合学習時間＝100％とした場合）
　FAR：３５％　、BEC：１５％　、REG：２０％　、AUD：３０％

合格までの学習法（全般的なこと／科目別）

USCPAの全科目合格までは少なくとも１年以上かかることを見込んでいたため、いかに持続可能な勉強計画を立てられるかが重要と考えていました。資格試験や大学受験における過去の自分の学習経験を踏まえ、意識したのは以下３点です。

1.　 １～２か月程度ごとに、アウトプットの機会を設定し、自分自身の学習進捗を定量的に測定できる機会を計画する。
2. 　学習モチベーションを継続するために、都度の勉強時間は集中力が継続する１時間程度にする。
「もう少し勉強したいな」と思うくらいのタイミングで、あえて学習は中断させる。
3. 　USCPAというカッコいい資格を取得した後の自分の姿を妄想する。（これは苦しいプロセスを乗り越えるために、結構重要だと思っています。）

自分は社会学部出身だったこともあり、まずはブラッドリー大学の単位認定試験を多く受ける必要がありました。そのため、そのブラッドリー大学の単位試験を中期的なアウトプットの目標として据えながら、FARより学習を進めていきました。FAR > BEC > REG > AUDの順で進めていき、BEC合格までは順調でしたが、REGについては丸暗記する内容が多く求められることもあり、モチベーションの継続が一番難しかったと思います。

受験手続・受験時のエピソードなど

TACを選択してよかった点にも記載させていただきましたが、USCPAの受験手続は、単位認定から本試験受験までの手続きが国内資格とは比較にならないほど煩雑です。恐らく、その煩雑さによって学習の継続を止めてしまう方もいると思いますが、TACの受講生サイトにはかなり分かりやすく手順が記載されているので、それを頼りながら粛々と手続きを進めていくのがとても重要と思います。（面倒だと言っても、手続きは必ずしないといけないので）

勉強したことが仕事に役立っていることは

USCPAで触れる考え方や表現については、普段の仕事に直結して活用することのできる実践的な知識が多く詰まっていると思います。もちろん試験のために割り切って暗記しなければならない箇所もありますが、せっかく学ぶのであれば実用的な知識に昇華させる方がより効果的と考えました。例えば、USCPAで初めて触れた英単語・表現などは即日普段の仕事でも使うなどしていました。

これから合格を目指す方へのアドバイス

USCPA全科目合格にむけて最も重要なのは、長期間の勉強を継続するためのモチベーション維持・管理と考えています。特に社会人になってからの学習は、学生時代と異なり、仕事や家庭といった不確定要素がより多くなるため、学習継続の難易度は学生時代より高いと感じました。ただその難易度ゆえに、USCPAを取得する価値はより高いといえると思いますので、マラソンと同様に、是非ご自身の持続可能な学習ペースを見つけて、ぜひ全科目合格まで走破してください。